発達障害がなくなる社会へ

私は、この社会から発達障害がなくなる日がいつか来ると信じています。実際に、発達障害は医療で診断されますが、福祉を受けるための手帳はなく、「精神障害者手帳」を借りているのが現状です。

これは、発達障害自体が障害ではなく、その2次障害としてうつや適応障害などの精神障害により手帳を交付しているという解釈だと私は思っています。

現状として、この制度の是非はあるとは思いますが、このことから考えると、発達障害はあくまで、発達特性で、環境がよくなると発達障害ではなくなるというように考えることもできます。

次の図のように考えることができませんか。

発達障害の当事者さんはもちろん、保護者の方など、小学校や中学校で、学年が上がると困り感が減ったり、逆に増えたりするような経験はありませんか?

これは、教室やクラス、学校などという環境の変化が大きいと思います。

また、私たちのような社会人では、職場による差がとても大きいように感じます。

つまり、この学校や職場をはじめとする日本社会という環境がよくなることで、発達障害がなくなる日がいつか来るのではないかと考えています。

そのため、「基礎的環境整備」や「合理的配慮」についての理解とその整備が求められていると思います。

次の記事では、「基礎的環境整備」と「合理的配慮」について、述べていきたいと思います。

0コメント

  • 1000 / 1000