自閉症スペクトラム障害の主な特性

次に,「自閉症スペクトラム障害」の主な特性について紹介します。

「広汎性発達障害」(DSM-4)は「三つ組みの障害」と呼ばれてきました。具体的には「社会性(対人関係)の障害」,「コミュニケーションの障害」,「想像力の障害と特異的な行動(こだわり)」の3つの特性があると言われてきました。これは,この3つの診断軸がそろっているかで診断名を決めていたからです。具体例は以下のようなことがよく言われています。

「自閉症スペクトラム障害」(DSM-5)では,「社会的コミュニケーションの障害」,「想像力の障害と特異的な行動(こだわり)」の2つに診断軸が変更されました。しかし,ここでの目的は診断をすることではないため,診断名の変更などに惑わされず,これまで同様に,上記のような特性があるという認識で構わないと思います。


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