発達障害とは?

ここで,少し話を脱線して,発達障害についてもう一度考えてみましょう。

発達障害とは,これまでお話ししたように,「自閉症スペクトラム障害(ASD)」や「限局性学習障害(SLD)」などが挙げられます。また,それと同じように「注意欠如多動性障害(ADHD)」という特性がある人もいます。

「注意欠如多動性障害」の人は,注意が散漫だったり、じっとしているのが難しく衝動的に行動したりする傾向があります。このため,ADHDの子どもは授業中の先生の話を聞けなかったり,じっと机に座っていられなかったりするという印象を持っている人も少なくありません。しかし,ADHDにはこれらのような多動/衝動性優勢型だけでなく,不注意優勢型,もしくはそれらの混合型があります。簡単に言うといわゆる「ジャイアン型」だけでなく,「のび太くん型」,もあるということです。

忘れ物が多かったり,片づけられなかったり,時間や提出期限を守れない子どもたちは,単なるずぼらだと思い込まれてしまい,見過ごされることも多くあります。

冒頭で紹介した笹森理絵さんは32歳で不注意優勢型のADHD(他にもASD・SLD)だと診断され,現在は発達障害の支援に関わる講演・研修を各地で行っています。

また,多動/衝動性優勢型でも,大きな行動として多動や衝動は現れなくてもしゃべりすぎたり,相手の話が終わる前に話し始めてしまうなど言動において,多動や衝動的だったり,頭の中が多動で,いろいろなことに注意が向けられるなどのことも多くあります。


さらに、発達障害について学びたいという方は、「一般社団法人人間力認定協会」さんの「児童発達支援士」などで学ばれてみてはどうですか。私もこちらで、学ばせていただき「認定支援士」として活動させていただいております。



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